10年ぶりに、伊勢神宮に行ってきました。
前回は、2014年。
私は会社員で、現在、認知症疑いの母も、今よりずっとまともでした。
10年後に、こんな風になっているなんて、当時は思いもしませんでした。
10年前は、伊勢神宮で「20年ごとの式年遷宮」があった後で、TVなどで盛んに取り上げられていたので、母が伊勢神宮に行きたがり、母が旅費を出しているのに「旅費がもったいない」と、ブーブー文句を言いながら行った事くらいしか覚えていません。
10年後に「伊勢神宮に行こう!」と、老いた母を無理矢理連れていくようになるとは、あまり変化を求めない人間ですが、人間変わるんですね。
取りあえず、旅行準備です。
10年前に、嫌々行った先のことなど覚えておらず、その上、方向音痴なので、「ガイドブック必須」です。
たまたま、区役所に用があり、横に小さな図書室があったので、寄ってみることに。
おー。ガイドブックのコーナーがあるじゃない!(←ここの図書室に初めて行った人)
しかも、「伊勢」がある。ラッキー!
でも、ガイドブックの発行年を見てみたら、2007年。
前回行った2014年よりも、古いぞ。
前回の旅行時は購入したので、取っておけば良かった。(←何でもすぐ処分する人)
まさか、また行く事になるとは、思わなかったんだよなー。と軽く反省。
必要なとこだけコピーすれば、60円で済む。
これで良いかな。(←よくねーよ。あなた方向音痴だろっ)
ガイドブックの写真はこちらです。↓↓↓
転載はご遠慮ください。(←誰がするかっ)
それでは、実質60円のガイドブックを持って出発です!(←やめろ)
亡くなった父の写真を持ったり、前回の伊勢神宮のお札を準備したり、いつもと違う状況に、認知症疑いの母は、前日から、深夜まで旅行カバンをあさり、「どこに行くの?」と尋ねてきます。その度に起こされ、一睡も出来ませんでした。
もちろん、母の了解の上、覚えていられないので、本当に行って大丈夫か?と、何度も聞き、出発日ギリギリで予約をしました。
それでも、覚えていないので、新幹線乗り場でも、「どこに行くの?」と尋ねてきます。
「とりあえず、名古屋まで行くよ」と答えたところ、「嘘でしょ」との返答。
この1週間、いや、前日。数十回と話したでしょ。
まぁ、覚えていないものは、仕方ないですね。
新幹線は、落ちつけるようグリーン車にし、母が好きなお菓子でご機嫌を取っていたところ(←子供か?)、観念したようです。
そのうち、母の大好きな富士山が見えてきて(←10年前も喜んでいたので、これを見せたかった)、グリーン車も快適なので、楽しんでくれるようになりました。
家からここまでで、私はもうクタクタです。
ご機嫌な母を見ながら、もう旅行は最後だな・・・と思いました。
トホホな私の横で、浜名湖を見ながら、「海は広いな大きいな~」と、小声で歌っておりました。
途中で帰ることも視野にいれ、どうか、何事もなく、無事に帰ってこられますように。
今回は、食事や施設のグレードより、「歩かなくて良い方法」を重要視したので、ホテルも駅前です。
母は、これまでの人生、ワンルームに住んだこともないですし、ビジネスホテルの宿泊経験もありません。でも、違いも分からなくなっておりました。
良かった。(←良くねーよ)
母に負担のないよう、出来るだけ良いビジネスホテルに泊まることにしました。
外宮に着いて、自分もだんだん思い出してきました。
10年前より、参道のお店も良くなってますね。日本の商魂たくましい。
内宮では、曇っていたのが、途中から晴れてきました。
3月に愛子さまが来られた際に、嵐がやんで快晴になったと、ネットで騒がれていましたが、ニコニコさま親子も、太陽をよびました。(←多分、私達はたまたま)
写真はこちら↓↓↓
そして、私が大好きな五十鈴川。
イヤイヤ来た10年前も、ここだけは感動した記憶があります。
写真はこちら↓↓↓
私より、価値のありそうな鯉さんたち。写真はこちら↓↓↓
10年前も、君たちいたね。元気だったかい?(←多分、子孫でしょ)
亡くなった父の写真と一緒に撮影した場所で、今回も写真を撮らせて頂きました。
取りあえず、お参り出来て良かったです。
次の10年後は・・・・
期待しておかないでいよう。